看護師特定行為研修

トピックス

看護師特定行為研修について

当院は2019年8月に「特定行為研修指定研修機関」として厚生労働省の指定を受け、2019年9月より研修を開始しています。特定行為には21区分が定められており、当院では、以下の18区分の研修が可能です。急性期医療や在宅医療を支える看護師の育成を目指しています。
研修期間は1年間(9月~8月予定)です。前半9月~1月に「共通科目」、後半2月~8月に「区分別科目」の研修を行います。当院での講義・演習・実習に加え、在宅でも受講可能なe-ラーニングを活用し、仕事と研修の両立を支援しています。

当院で研修が可能な特定行為区分

  1. 呼吸器(気道確保に係るもの)関連
  2. 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
  3. 呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連
  4. 循環器関連
  5. 心嚢ドレーン管理関連
  6. 胸腔ドレーン管理関連
  7. 腹腔ドレーン管理関連
  8. ろう孔管理関連
  9. 栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連
  10. 栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連
  11. 創傷管理関連
  12. 創部ドレーン管理関連
  13. 動脈血液ガス分析関連
  14. 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
  15. 血糖コントロールに係る薬剤投与関連
  16. 術後疼痛管理関連
  17. 循環動態に係る薬剤投与関連
  18. 精神及び神経症状にかかる薬剤投与関連

領域パッケージ

  1. 在宅・慢性期領域パッケージ
  2. 外科術後病棟管理領域パッケージ
  3. 救急領域パッケージ
  4. 集中治療領域パッケージ

2024年度の募集について

研修期間

2024年9月より1年間

2024年度募集区分

  1. 在宅・慢性期領域パッケージ:若干名
  2. 外科術後病棟管理領域パッケージ
  3. 救急領域パッケージ:若干名
  4. 集中治療領域パッケージ:若干名
  5. 血糖コントロールに係る薬剤投与関連:若干名

募集期間

2024年4月1日(月)~4月19日(金)*必着

FAQ

実習は、自施設の病院でも可能ですか?

実習は亀田総合病院での実施となります。

共通科目のみの受講も可能ですか?

共通科目のみの受講はできません。区分別科目の受講も必要です。

研修環境・設備について教えてください。

皆さんが充実した研修生活を過ごせるように、卒後研修センターには、特定行為研修専属サポートスタッフが4人常勤しています。
研修棟の2階に演習や講義が行われる研修室があり、4階には自習室があります(電子カルテ端末、机、椅子、本棚が完備)。
グループチャットを作成し、研修の連絡以外にも、研修生同士、指導者、卒後研修スタッフにいつでも相談が可能です。
特定行為実践や医療安全など演習の時間では、事例を用いて看護の視点でディスカッションしています。

講義や演習を休まなければいけないときはどうしたら良いですか?

詳細は、開講式で配布される特定行為履修規定をお読みください。

看護の専門性を活かした講義、演習はありますか?

特定行為実践や医療安全など演習の時間では、事例を用いて看護の視点でディスカッションしています。

当院の研修

1期生15名、2期生19名、3期生14名、4期生23名が研修を修了し、高い評価を受けています。皆さんも成功の一翼を担う一員として、魅力ある特定行為研修に参加しませんか?

①当院の特定行為研修の魅力

私たちの魅力ある特定行為研修は、プロフェッショナルなスキルとキャリアを磨くための機会を提供します。

専門地域の獲得:医師、専門看護師、認定看護師、薬剤師などの指導のもと、特定行為に関する深い知識を身につけることができます。
実践的なトレーニング:当院研修室やシミュレーションセンターで、シミュレーターを活用した演習を行います。
インタラクティブな学習環境:グループディスカッション、役割プレイ、ケーススタディなどを通じて、他の参加者との協力とネットワーキングの機会を提供します。
個別指導:メンター制度があり、個々のニーズに合ったサポートを提供し、受講者の成長を最大限に引き出します。

②特定行為研修修了者の活躍

当院の特定行為研修を修了した看護師を中心とするPICCチームの取り組みが、公益社団法人日本看護協会が主催する「看護業務の効率化先進事例アワード2022」の「タスク・シフト/シェア、多職種連携部門」優秀賞を受賞しました。

修了生の声

出産育児休暇中に、5区分13行為の特定行為研修を無事に修了することができました。 現在はICUで指導医のもと、担当医師が外来などで手が離せない時には、事前に治療方針などを協議し、患者さまの状態に応じて必要な特定行為を即時的に提供しています。より早期に人工呼吸器離脱に向けた援助などを行うことで、患者さまの回復やタスクシフトに貢献することができるようになったと実感しています。今後は更に、集中ケア認定看護師が持つ実践の役割に特定行為を活かしながら、スタッフ教育にも積極的に携わり、患者さまの急変予防や早期回復へ向けた看護ケアの提供などに力を入れていきたいと考えているところです。
育児とキャリア形成の両立は本当に大変ですが、その分やりがいも十分あると日々感じています。 
(1期生 水上奈緒美)

特定行為研修担当より

2019年9月7日に「特定行為看護師研修」を開講しました。1期生15名、2期生19名、3期生14名、4期生23名が研修を修了し、現在は5期生18名が受講しています。皆多様な背景を持ち、チャレンジ精神に溢れるメンバーです。1年間の研修を通して学び、知識・技術を得て、患者さまに必要な処置と看護をタイムリーに提供できるよう、全力でサポートします。 
(高度臨床専門職センター 飯塚裕美)

お問い合わせ

〒296-8602 千葉県鴨川市東町929
TEL:04-7092-2211(代)
医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 高度臨床専門職センター 飯塚
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