感染症内科専門研修(感染症内科所属:直感コース)
プログラム紹介と教育ポリシー
感染症内科は、日本ではまだ数少ない「感染症診療を専門に行う内科系診療科」です。
当科では、感染症診療の専門家を育成することを目的に、これまで卒後6年目(内科専門医取得者)を対象とした感染症フェローシップを実施してきました。
今回、新たに 卒後3年目から直接感染症内科に所属できる「直感コース」を開設しました。
これは、初期研修終了直後から感染症専門医を目指したい方におすすめの新しいコースです。
研修の流れ
前半3年間(卒後3〜5年目)
- 亀田内科プログラムに所属
- 内科全般を幅広く経験し、実践的な診療力を養成
- 各診療科の教育熱心な指導医のもとで研修し、エビデンスに基づく内科診療を学ぶ
後半3年間(卒後6〜8年目)
- 感染症フェローシップに所属
- 日本有数の症例数を経験
- 複数の指導医による深い専門研修
- 世界に通用する感染症診療力と教育力を習得
プログラムの位置づけ
本コースは、卒後3年目から感染症内科に所属し、
内科専攻医研修(前半3年)+感染症フェローシップ(後半3年) の流れで構成されています。
現在の感染症専門医制度は日本感染症学会が認定していますが、
2028年の試験から日本専門医機構の制度に移行予定です。
専門医機構では内科専攻医研修中にサブスペシャリティを同時に開始することは認められていないため、
前半は内科専攻医研修に専念 → 後半で感染症専門医研修に進む形をとります。
直感コースとコンバインドプログラムの違い
直感コース(直接感染症内科所属)
前半の内科研修中も感染症内科に所属。
感染症チームとの接点が多く、早くから人脈や情報に触れられるのが特徴。
感染症+総合内科コンバインドプログラム
前半は総合内科に所属。
総合内科領域との結びつきが強まり、将来的に「総合内科+感染症内科」として活躍したい方に適しています。
メッセージ
感染症診療は今後ますます社会に必要とされる分野です。
本コースでは、内科の幅広い基礎力を土台に、感染症の専門力を積み上げ、世界に通用する実力を身につけることを目指します。
感染症に直感的に惹かれる方、専門医を本気で目指したい方の挑戦をお待ちしています。