消化器外科専門医研修プログラム

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定員:若干名

プログラム基本情報

当院の消化器外科プログラムでは、2001年より毎年1~2名の卒後3年目すなわち外科経験がほとんどないシニアレジデントを採用してきました。4年間のプログラム期間で、ある程度難易度の高い消化器手術を完遂可能となることを目標としてきました。そのためには集中的執刀が必須であると考え、手術症例のかなりの割合において術者として経験してもらいました。
具体的には、1年次より各種手術の助手を経て肛門疾患、鼠径ヘルニア、虫垂炎の術者となり、後半より腹腔鏡下胆嚢摘出術、開腹胃切除術や結腸切除術の術者となります。
2年次以降は緊急手術や、腹腔鏡下胃切除術や腹腔鏡下結腸切除術の術者となります。
3年次には腹腔鏡下直腸切除術の術者となり、4年次の実力がある者は食道手術や肝胆膵悪性手術の術者を経験してきました。
新専門医制度に該当するレジデントは、基本的には外科専門医取得後に消化器外科専属となります。上記の手術経験を基準として、各人の診療経験、手術の技量に応じて診療および手術の執刀をしてもらいます。3年間のプログラム期間で消化器外科専門医を取得するのに十分すぎる手術経験が得られます。
週1回のクリニックでの外来業務があります。また月6回程度の当直業務があり、病棟および救急疾患の対応を行います。夏季から秋季に1週間の休暇があります。

プログラム責任者からのメッセージ

消化器外科専門医研修プログラムを希望される皆さまへ
消化器外科プログラム責任者 草薙 洋

当科は通常の南房総唯一の総合病院であるため、通常の予定手術は勿論のこと外傷、急性腹症などの救急手術も多く、年間1,400例あまりの手術を行っており様々な手術を術者として経験ができます。従って一定期間の在席で消化器外科専門医の取得は十分可能です。
外科医であるからには手術業務に従事し技能を習得することは当然と考えています。そのうえで様々な職種と会話が成立し、瑣末的理論に囚われず全人的診療のできる医師の育成を目指します。

プログラム詳細

診療科の紹介

一般・消化器外科を中心に日常診療をおこなっています。通常の予定手術は勿論のこと南房総唯一の総合病院であるため、外傷、急性腹症などの救急手術も多く、年間1400例あまりの手術を行っております。2013年3月までは呼吸器外科および小児外科と合同で診療を行っており、現在も密に連携を保っております。またレジデント期間中に乳腺科、心血管外科のローテーションがあるために、期間中には外科専門医取得が可能で、消化器外科専門医の症例も十分経験できます。診療に関しては悪性疾患で上部消化管、下部消化管、肝胆膵の3部門および肛門部門に分かれており、それぞれのチーフの指導のもとで診療を行っています。シニアレジデントは各部門に属することなく、救急疾患はもとより、幅広い疾患の診療経験が可能です。各部門のチーフは以下の如くです。

上部消化管 草薙 洋(主任部長)
下部消化管 三毛牧夫(部長)
肝胆膵   山田成寿(部長)
肛門    角田明良(部長)

プログラム年数

4年

後期プログラム概要

目標・理念
待ったなしの高齢化社会において手術という観点に立ち,瑣末的理論に囚われない全人的診療のできる臨床外科医の育成を目指します。

業務概要
当科のシニアレジデントは一部の専門病院と異なり、卒後3年目すなわち外科経験がほとんどない状況より採用するケースがほとんどです。4年間である程度難易度の高い手術を完遂可能となるためには、集中的執刀が必須であると考えます。したがって手術症例のかなりの割合において術者としての経験ができます。
1年次より各種手術の助手を経て肛門疾患、鼠径ヘルニア、虫垂炎の術者となり、後半より腹腔鏡下胆嚢摘出術、虫垂切除術や開腹の胃切除術、結腸切除の術者になります。2年次以降は通常の緊急手術や開腹消化管手術の術者となり、後半より腹腔鏡下結腸切除術の術者となります。3年次の後半より腹腔鏡下胃切除や腹腔鏡下直腸切除術の術者となり、4年次には実力あるものは食道手術や肝胆膵悪性手術の術者が経験できます。
週1回のクリニックでの外来業務があります。また月6回程度の当直業務があり、病棟および救急疾患の対応を行います。毎年夏季から秋季に週間休暇があります。
なお、学会および執筆活動に関しては制限をもうけておりません。