(亀田総合病院は連携施設として研修実施)

定員:2名

プログラム基本情報

亀田総合病院の脳神経外科、脳血管内治療科、脳神経内科は、2023年10月より脳神経センターとして統合されました。センター化の利点として、脳神経外科のレジデントであっても教育プログラムの範囲の中で、脳神経内科や脳血管内治療科の研修にも参加でき、より学際的な研修が可能となることです。
また当科は東京慈恵会医科大学脳神経外科を基幹施設とした研修プログラムの連携施設の一つで、脳神経外科を目指す専攻医の研修期間中は慈恵医科大学の関連施設での研修が可能となります。本プログラムでは、脳神経外科領域の病気すべてに対しての基本的・応用的・実績的臨床能力を備えた医師の育成を行います。

プログラム責任者からのメッセージ

脳神経外科プログラム連携施設責任者 田中 美千裕

当施設は千葉県の南部に位置する地域医療を支える病院ですが、民間病院としては大規模な施設であり、脳神経外科以外でも多岐の領域にわたって専門医、指導医が多くいるのが特徴です。また潤沢な麻酔科医やICU、最先端の画像診断装置、等のインフラが揃っており、病院全体としての手術件数は年間14000件を超える実績があり、自治体病院や大学病院に比べると診療科の間での垣根は低く、専修医は多くの指導医から学ぶことができ、手術や臨床の勉強に専念できる環境にあると思います。開頭手術、神経内視鏡手術、脳血管内治療のみならず、脊髄脊椎外科とも協力して教育プログラムを実施しています。昨年は他大学の医局の脳神経内科の専門医が当施設の脳血管内治療科を1年間研修し、脳血管内手術を学び、脳神経血管内治療学会専門医取得に必要な要件を1年間で達成した実績もあります。
中枢神経やその血管にメスやカテーテル、内視鏡などを用いて治療する脳神経外科医のトレーニングプログラムは数ある臨床医学の修練として長く大変な道のりに感じると思います。しかしそうした研修から専門医を取得して患者さんの命や脳の大切な機能を救うことができた時の喜びはとても大きな人生の喜びとなります。出身大学や医局、年齢等は問いません。やる気と情熱のある方なら必ず良い術者に成長できるプログラムを用意しております。ぜひ一緒にチームとして働き、学び、実践していきましょう。