【麻酔科】研修プログラムの目的と方針

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この文章は、研修プログラムの主な目的、すなわちプログラムが育成しようとする専攻医・フェローに求める特色ある能力について示すものです。また、当該プログラムの方針は、運営母体である医療機関の全体的な理念と一致していることが求められます。

当プログラムでは、さまざまな麻酔科の専門分野にわたる多様で豊富な症例を通じて、充実した臨床経験を提供しており、包括的な麻酔科トレーニングを実現しています。各分野に精通した専門の指導医が中心となり、体系的な指導と実践的なサポートを通じて、次世代の麻酔科医の育成に取り組んでいます。

また、私たちは国際的な連携にも積極的に取り組んでおり、世界各国から麻酔科研修医を受け入れることで、多様な文化背景を尊重し、国際的な視野を持った教育環境を育んでいます。継続的な改善と卓越性の追求を通じて、当プログラムは、日本国内のみならず世界の舞台でも活躍できる麻酔科のリーダーを育てることを目指しています。

使命達成のための6つの目標

目標(Aims)とは、プログラムがその使命を達成するために行っている具体的な取り組みを指します。
例:専攻医は少なくとも6か月間、地域医療機関での研修を行う/主要な臨床研修施設は研究資源が豊富で、フェローが積極的に研究に関与できる機会がある/プログラムは指導医卓越した患者ケア、教育、研究の実現と、国際的な研修基準の達成という私たちの使命を果たすために、亀田メディカルセンター麻酔科研修プログラムは、以下の目標を指針としています。の育成のために多様な研修機会を提供し、その参加状況を継続的に把握している。

  • 多様で豊富な臨床研修の提供
    専攻医はすべての麻酔科サブスペシャリティにわたる実践的な経験を積み、高度な周術期管理スキルを身につけるため、症例数の多い外科センターで複雑な症例に対応します。
  • 国際基準の統合とグローバルな連携の推進
    日本初のACGME-I申請プログラムとして、国際的な研修基準に準拠し、海外からの研修生を受け入れることで、多文化的な学習環境を育んでいます。
  • 指導医の育成とメンタリングの支援
    指導医は体系的な教育研修プログラムやメンタリング活動に参加し、質の高い教育、根拠に基づく診療、そして専門職としての成長を促進しています。
  • 患者安全と医療の質向上への重点化
    専攻医は構造化された医療の質改善(QI)プロジェクト、シミュレーションによる危機対応訓練、そして多職種が協働する患者安全の取り組みに参加し、システムに基づく医療実践を強化します。
  • 研究活動と学術的取り組みの推進
    本プログラムは研究環境が充実しており、専攻医が臨床研究に参加し、学会発表や論文執筆を通じて学術活動に貢献することを奨励しています。
  • 麻酔科・教育分野の将来のリーダー育成
    リーダーシップ研修、教育機会、多職種連携を通じて、卒業生が優れた臨床医、教育者、そして医療のリーダーとして活躍できるよう育成します。