地域で医師として生きる。その第一歩が、ここにありました。
初期研修医
地域ジェネラリストプログラム
三嶋 世人
はじめまして。
地域ジェネラリストプログラム(通称:安房レジ)15期の 三嶋 世人 です。
このページでは、私が亀田総合病院 地域ジェネラリストプログラムを選んだ理由と、実際に研修して感じている魅力を、医学生の皆さんに向けてお伝えします。
「あなたの野望は何ですか?」
この問いは、私が大学5年生のとき、亀田総合病院 総合内科で1か月間実習した際に、部長の先生からかけられた言葉です。
当時の私はこう答えました。
「病院が、より地域に貢献できるような組織づくりに関わりたいです。」
そのとき紹介されたのが、地域ジェネラリストプログラムでした。
「臨床だけではない学びがある」「地域で医師として働くことを、本気で考えられる」
――そんな言葉に強く惹かれたのを、今でも覚えています。
地域ジェネラリストプログラム
― 臨床だけではない学び、common diseaseを“当たり前”に ―
地域ジェネラリストプログラムでは、以下の3つの拠点を行き来しながら研修を行います。
- 安房地域医療センター(館山市・149床):地域の中核を担う二次救急病院
- 亀田ファミリークリニック館山:全国有数の家庭医・総合診療医育成プログラム
- 亀田総合病院:高度急性期医療を担う基幹病院
いわゆる「亀レジ」と比較すると、一次・二次医療の研修期間が長いことが特徴で、それぞれの医療機関に求められる役割や患者層の違いを、実体験として学ぶことができます。
ここで学ぶのは「治療」だけではありません。
- 退院後、患者さんはどのような生活を送るのか
- 慢性疾患と、どう長く付き合っていくのか
- 医療・介護・福祉をどうつなぐのか
こうした視点を持ちながら診療にあたります。
私自身、総合診療科ローテーション中に、「ケア会議」と呼ばれる場で、
患者さん・ご家族・多職種の前で医学的な見立てを説明する役割を何度か経験しました。
介護保険や福祉サービスなど、医学知識だけでは完結しない領域に触れる機会は、
高次医療機関よりもむしろ多いと感じています。
救急で鍛えられる「初期対応力」
安房地域医療センターは、南房総地域の救急医療を担い、2〜2.5次救急を中心に診療しています。
救急科ローテーションの大きな特徴は、walk-in患者と救急搬送を同時に診ること。
症例数は非常に多く、common diseaseを「何となく」ではなく、根拠を持って、適切に判断する力が身についていきます。
私がこのプログラムを選んだ理由の一つが、「救急対応力をしっかり鍛えたい」という思いでしたが、その期待に十分応えてくれる環境だと感じています。
実際に研修して感じたこと
― 南房総で出会った“同志”たち ―
地域ジェネラリストプログラムでは、4〜7月の4か月間で、総合診療科・救急科をそれぞれ2か月ずつローテーションします。
正直に言うと、最初の4か月は決して楽ではありませんでした。
それでも、同期や先輩と切磋琢磨しながら乗り越えた経験は、確実に自分を成長させてくれたと感じています。
また、全国から集まった尊敬できる専攻医の先生方が、すぐそばにいることも大きな魅力です。「教える文化」が根付いた環境で、さまざまな病院・バックグラウンドを持つ先輩方から学べる機会は、そう多くありません。
最後に ― 安房レジとは
安房レジは、
「地域で医師として生きること」を、本気で考えられる場所です。
- common diseaseを確実に診られる力
- 救急での初期対応力
- 多職種と協働する視点
- そして、地域と向き合う姿勢
これらを、日々の臨床の中で自然に身につけていくことができます。
もし少しでも興味を持ったら、ぜひ一度見学に来てください。南房総の地で、きっと「医師としての原点」に出会えるはずです。
皆さんとお会いできる日を、心から楽しみにしています。