フレフレ、未来の亀レジ

初期研修医
亀田初期研修プログラム
曽我部 拓
はじめまして。亀田総合病院初期研修医38期生、現在1年目の曽我部拓と申します。
私が鴨川をはじめて訪れたのは大学5年生の頃でした。東京湾をくぐり抜け、房総の山々を超え、やっと開けた平野に忽然と現れる施設群。海風に包まれたその病院を見て誰もが一度こう思うのではないでしょうか。「なぜこの場所に、こんな規模の病院が?」と。
地域とともに、人とともに
この病院は安房地域における医療の最後の砦と称されます。千葉県の三次救急病院の分布図をみると、房総半島の南部はぽっかり空白地帯があり、その中心に位置するのが亀田総合病院です。Walk-inから救急車はもちろん、ドクターヘリ受け入れに至るまで、あらゆる救急患者の受け入れに対応するこの病院は、安房地域特有の社会的要請に応える存在として機能しています。
しかしながら、この病院の魅力はそれだけにとどまりません。この地に医療者が自然と集まり、日々成長し活躍できる環境が整っている点こそが、真の強みだと感じます。
初期研修医の視点から見ても、この病院には数多くの魅力が詰まっています。その一つが、「初期研修医を育てよう」という雰囲気が醸成されていることです。各科のローテーションでは、ほとんどの場合で後期研修医とマンツーマンとなり、病棟管理や当直を通じて診療科ならではの視点に直接触れることができます。主治医からの手厚いサポートもあり、垣根の低いオープンなコミュニケーションを取れる環境が整っています。
さらに、自らが目指したいと思うような存在、いわゆるロールモデルとなる諸先輩方が身近にいる点も、この病院の大きな魅力の一つです。各診療科をローテーションしていく中で、多彩な分野に秀で、人格的にも尊敬する先生方との出会いに多々恵まれました。指導医だけでなく、後期研修医や2年目の先輩といった、それぞれのレベルで目標としたいと思える存在を見つけられたことは、日々の研鑽の糧となっています。

同期とともに、ここ鴨川で
背後は山並み、正面には果てしない太平洋という風光明媚な鴨川の地に集った24人の同期。多様なバックグラウンドや興味を持った人が全国の大学から集います。馴染みのない土地への移住で不安に思う時もあると思いますが、同期の温かみがそれを忘れさせてくれます。医学的興味や将来像の面で、それぞれが向いているベクトルはバラバラですが、仲間の医学に対する姿勢から刺激を受けることで自分の原動力となっていく。そんなかけがえのない同期に囲まれています。
百聞は一見にしかず、ぜひ見学にお越しください!