整形外科病棟/看護師特定行為研修修了看護師にインタビューしました!

私は、看護師になり8年目(2024年時点)になりました。
今は、整形外科病棟とスポーツ医学科をメインに診ているのですが、学生指導もおこなっていて、臨床指導者になり、日々病棟では学生指導をしています。
また、専門学校の講師もしています。
私は、2024年から特定行為看護師になりました。
医師でしかできない技術、例えば特にPICC(末梢挿入中心静脈カテーテル)なのですが、画像センターや他の病棟などさまざまな場所でも活動しています。
運動器疾患の患者さまが多い病棟なので、多くの患者さまは受傷 → 手術 → リハビリ → 自宅または施設に退院されます。
患者さまのADL(日常生活動作)が上がっていく過程で、急性期の看護師としてはとてもやりがいを感じています。

私も未熟なため、日々後輩との関わりを通して学ぶことが多くあります。
新人や後輩には特性や個性があるので、それを生かすようにしています。
実際に患者さまのベッドサイドに行って状態を確認しながら、今どのような状態なのかをアセスメントし、後輩や新人の考えを尊重するよう意識しています。
急性期病棟のため、患者さまと話す時間は限られてしまいますが、その中でも意識的に会話の時間を作るようにしています。
「看護師にだから言ったんだよ」というような言葉をいただくこともあるので、そうした声を傾聴し、必要に応じて他職種へつなぐことができたらと思っています。
お話する際には、目線を合わせることを大切にし、入院中にどんな思いを抱えているかに寄り添う姿勢を持つようにしています。
ケアの最中には「リハビリもここまでできてますよね!」と励ましの声がけをするなど、継続的に看護師が見守っているという安心感を届けられるよう意識しています。

他職種は、理学療法士や作業療法士、ソーシャルワーカー、薬剤師と結構コミュニケーション取りますし、医師とのコミュニケーションもすごく取りますね。
気さくな感じで、話しかけてくれますし、私が、看護師特定行為研修を受けようと思った時も、すごく協力してくれて、熱心に指導してくれて、看護師特定行為研修中も、バックアップがあってよかったなって思うところがあります。
私は、自分自身の知識の向上を図りたいという思いがきっかけでした。
特に印象に残っているのは、PICCを挿入していた患者さまのPICCが夜間に詰まってしまったときのことです。
困っていたときに、特定行為看護師に相談するとすぐに駆けつけて対応してくれて、それが強い憧れとなりました。

私は、ずっと整形外科病棟で働いてきたので、看護師特定行為研修を終えるまでに追加学習が必要でした。
そのため、とにかく勉強をしました。
当院では医師や薬剤師と相談できる環境が整っているため、私自身のアセスメントを何度もディスカッションさせてもらい、納得いくまで追加学習を重ねてきました。
それが苦にはならず、臨床では参考書に載っていない多くのことを学べると実感しました。
日々の経験が、私自身の知識や技術を作っているのだと思っています。
医師とのコミュニケーションが、以前に比べて円滑に取れるようになりました。
私自身も医師から信頼されているなというのを感じることがあり、それが何よりもやりがいや、達成感につながっていると考えます。
整形外科病棟は外科病棟なので、内科的な知識とかがすごく勉強が難しかったところはありました。
ただ、整形外科病棟でも、元々の既往歴や高齢者の方も増えているので、内科的な知識がないと、いざ患者さまの状態が変化があった時に対応できないため、内科的な知識の大切さをより実感しました。

BLS(一次救命処置)のインストラクターを目指しています。
私は、急変対応に苦手意識があったため、それを克服したいという思いで決めました。
状態変化があった患者さまに迅速に対応できるスキルを身につければ、患者さまが安心して入院生活を送ることができ、スタッフにとっても安心して働ける環境づくりに貢献できるのではないかと考えています。
看護師のインタビュー動画をYouTube動画でも紹介中!