循環器内科病棟看護師にインタビューしました!
ACLS(Advanced Cardiovascular Life Support)・教育担当・臨床指導者をやらせていただいています。
ACLSとしては、月に1回急変に関する勉強会や、実技練習をして スケジュールを立てて指導していく役割です。急変が多い病棟なので、日頃から急変に備えた練習をおこなうことで、実際に急変があった際に、スムーズに行動に移せることや、スタッフのトラウマを少なくなることにつながるように活動しています。
教育担当としては、1年生のひとり1人に合わせ、自立するためのスケジュール調節をおこなっています。
1年生は入職してから、看護師1年目であったり、社会人1年目である人が多いです。教育担当として、社会人としての接遇の講義や、看護技術のチェックの進捗状況を確認して、サポートしていきます。その人に合わせたスピードで、看護師として社会人として、成長できるようサポートしていく役割です。
2年目以上には、新人教育をスタッフのみんなで育てていくという意識をもってもらうために、新人指導で困ったことはないかという点を2年目以上のスタッフに確認し、教育担当で対応していきます。
“できていないこと”だけではなくて、“できること”もしっかり伝えるということを心がけています。
私が1年目のときに“できていないこと”だけではなく、“できていること”も先輩と一緒に振り返れたことで、モチベーションにつながっていたと思います。
そういった自分の経験があるから、“できること”も伝えるように心がけて、1年目の人たちのやる気につながるように心がけています。
臨床指導者としては、看護を学びに来ている学生の実習環境をつくっています。病棟のスタッフに期間や実習内容を伝えて、学生が学ぶことができるように伝えています。 患者さまの状況を確認した上で、患者さまへ(学生の介入)の許可をいただいて、実習環境の調節をおこなっています。
学生1人で、病棟の中に看護を学ぶとか、臨床実習をするということは、不安とか緊張が多分すごくあると思います。学生が聞きづらい環境になってしまうという可能性があるのかなと思います。
学生の不安を少しでも減らしたいなと思っているので、例えばこちらから話しかける。
「何か困ったことありますか?」とか、一言先にこちらから伝えるだけで、学生から「実はこういうことがわからないんです」とか、「これどうすればいいですか?」とか、話が出てきたりします。話しやすい環境づくりというのは、病棟スタッフだけではなくて、学生にもしっかりつくるということを気にしています。
亀田総合病院の看護の一番の魅力は、教育制度がしっかりしていることです。各年代に合わせた研修がたくさんあります。
1年生の時は、入職してからすぐに「じゃあ、授業で習った看護技術やってください」ではなく、「ここを注意してくださいね」とか「こういうリスクがあるのでこれはこういうふうにやってくださいね」と説明します。講師は実際の病棟の看護師だったりするので、実際の内容に基づいて研修があります。そのため、病棟に行ったときにに、安心して実践できるというのがすごく大きいなと思っています。
亀田では、いろいろな研修がたくさんあるので、1年目に限らず、2年目以上も受けることができるので、自分が学びたいと思ったこと、興味のある分野が勉強できる環境が、すごく魅力的だなと思います。
今年はCAS(キャリア・アドバンス・システム)Ⅲ ※1 を取ろうと思っています。
今後の看護師としてのキャリアを考えたときに、CASⅢを取っておくことで、キャリア向上にもつながりますし、看護師としての(選択の)幅も広くなると思うので、師長さんとお話ししてCASを今年度は頑張ろうという目標を立てています。
※1CAS(キャリア・アドバンス・システム)
看護師として大切な能力を「個人のニーズ」と「組織のニーズ」の調和をはかりながら身に付けることを目指して開発された亀田メディカルセンターの能力評価システム。レベルⅠ~Ⅴの段階があり、実践能力に合わせて、実践・評価・教育のサイクルを通じて、着実にステップアップを目指します。
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