救急外来ってどんな感じ?
2024年の4月から亀田総合病の救急外来に配属です。ERでは、年齢・性別問わず幅広い患者さまが様々な主訴を有して来院されます。来院された多くの患者さまは急性期にあり、患者さまの主訴から緊急度であったり、重症度を判断する必要があるため、幅広い疾患に関する知識とそれを土台とした迅速な判断 行動が必要になると感じています。
入職してから知ったのですが、亀田のERの看護師は、画像センターの看護師もやると最初のオリエンテーションで聞きました。救急外来の看護師を希望して入職したので、入職した時は画像センターの業務もあるのかと驚きました。しかし、救急搬送されてくる患者さまに、心筋梗塞であったり脳梗塞で運ばれてくる患者さまもいらっしゃいます。ですので、心筋梗塞や脳梗塞などの患者さまは、すぐカテーテル治療に移るということもあり、救急外来のスキルだけでなく、画像センターの仕事も身につけるとER看護師として大きな強みになると思います。どちらで働くにしても、それぞれの経験を活かし合えるように、今後も画像センターでの研修にも前向きに取り組んでいきたいなと思っています。
また、入職前の救急外来のイメージとして、ドラマや映画のような重症患者が続々と運び込まれていくような場所というふうに想像していたんですけど、実際には重症の方は2割程度で、その他は受診してそのまま帰宅される方も多いようです。だからといってがっかりしたというわけではなくて、救急外来に来られた方々は重症度は違えど、症状に対して不安を感じているため、来院されていると思います。 重症度に限らず患者さまとの関わりを通して、患者さまとその家族の不安に対してアプローチしていきたいと感じています。
亀田では、多職種で新入職研修を行っています。先日も院内の研修としてコーチング研修があり参加しました。このコーチング研修が僕の中で一番印象に残っています。ERでも救急科受診後に、帰宅になった患者さまに対して、指導を行うことはあるんですのですが、患者さまに対する指導・教育は、医療者と患者さまという関係上、やっぱりコンプライアンスが強くなってしまうということが、危惧されると思っています。一方的な患者教育にならないよう、コーチング研修を通して、適切なコミュニケーションについて学び、患者さまの生活状況を踏まえた、患者さまの実現しやすい目標設定を行うことができると、それによってアドヒアランスの向上を図ることができると感じました。この研修を踏まえた患者指導の場面で、実践できればと思っています。
大学や専門学校で僕たちも学んできたとはいえ、臨床経験は全くない新卒として入職しましたので、まだまだできることは限られています。まずいまは、自分に何ができるかというところで、最大限今の自分ができることを実践しようというふうに心がけています。例えば、挨拶・返事ということに関しては、知識がなくても、誰でもできることですし、以前、先輩に教えていただいたことに関しては、次の日には、率先して取り組むようにしています。また、患者さまとその家族の立場に立った声かけを行ったりするようにはしています。その上で、先輩方からアドバイスをいただき、できることの上限を少しずつ増やしていけるように、上げていけるようにしていきたいと意識しています。
新入職としてわからないことできないことは、溢れているというのは当然だというふうにある種開き直って考えて、図々しいほどに分からないことであったり、疑問に思うことは、先輩方に聞くようにしています。先輩方も質問に対しては、根拠を持って、受け答えしていただいてますので、そういうふうにして、日々できることを増やしていって、この部署に対して少しでも多く貢献して、1日でも早く1人前になれるようにと思っています。
ERではプリセプター体制をとっているわけではなくて、屋根瓦方式で私たち新人に対して教育していただいています。亀田のERでは、先輩全員が新入職の教育に参加している雰囲気です。どの先輩に対しても、遠慮なくわからないことは、質問できていますし、先輩方も幅広い知識を学んできた方々なので、根拠のある最適なアドバイスをしていただいています。
やっぱり入職したてはちょっと緊張するといいますか、先輩としゃべるのにも緊張しながら、声をかけたりはしたんですけど、ERの先輩方は広く色んなことを学んできた方々ですので、質問したことに対して根拠のあるすごく的確なアドバイスをしていただけると思いますし、何より教えていただくときに、僕たちがどうしてそれをしたのかっていう行動の根拠を先輩方が確認した上で、どうしてそれがダメなのかっていうのを教えていただけるので、新人の職員に対しても配慮した上で教育を進めていただいていると思っています。最初のイメージとしては、ちょっと怖かったとかもちろんあるんですけど、話しかけづらいとか最初は思っていたんですけど、いまでは全く遠慮することなく、僕自身わからないことを聞けているなと思っています。
まずは、ERの看護師として満足に働けるように、日々学んでいければなと思っています。その上で急性期で働く看護師として、専門性を高めていけたらなというふうに思っています。ERでは認定看護師であったり、専門看護師 診療看護師など、様々な場所で力を発揮している先輩方が多くいて、そういった方々を間近で見ることができています。ERで勤務する中で、自分がどんな看護をしたいのかという、看護観を見つけていって、それに基づいた専門資格であったり、活動に取り組んでいけたらなというふうに思っています。
休みの日には、ドライブをしてリフレッシュすることが多いですね。鴨川からですと館山方面に向かっても、勝浦方面に向かっても、どっちに走っても海沿いを走れるので特に晴れた日なんかには、気持ちよくドライブに出かけられると思います。休みの日には限らずなのですが、料理をすることが自分にとって気分転換になっています。例えば勝浦の朝市や、鴨川の地元のスーパーなどに行けば、鴨川近辺の新鮮な食材がありますので、休みの日にドライブついでに買いに行って、自分の食べたいものを作ったり、お弁当の作り置きをするのが、私にとってすごく大切な時間になっていると思います。
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