入職8年目の「医療ソーシャルワーカー(MSW)」にインタビューしました!

医療機関では、老若男女問わずさまざまな患者さまが疾病を抱え、疾病による社会的な課題に直面します。福祉の領域のなかでも、高齢や障害といったカテゴリーに捕らわれずさまざまな領域を横断的に、広い視野をもって患者さまを支援したいと考えたため、それが実現できる医療機関での勤務を志望しました。
主には入院患者さまの退院支援、退院後のフォロー(外来での支援)、必要に応じて患者さまのご自宅への訪問や、地域支援者の集まる会議へ出席します。
また、部署内では専門性の質向上を目的とした教育係を担当しており、定期的な勉強会の開催、学びの機会の提供をおこなっています。
入職してから1ヶ月目は、学校で学んだ制度が現場でどのように使われるのか、先輩ソーシャルワーカーからレクチャーを受けることが出来ます。
また、入職してから1年間は、一人で患者さま対応することはなく、先輩ソーシャルワーカーと支援業務をおこないます。
外部研修としては県内の職能団体、全国の職能団体に所属してもらうのですが、それぞれ継続的な新人研修あり、参加が可能です。

月に1度くらいの頻度で都内に出て、友人と会っています。慣れてしまえば鴨川から都内までは、定期的に出かけられる距離感だと思います。週末だけでなく平日休みもとれるので、混雑時を避けて出かけることができます。
また、南房総には移住者の方がオープンしたカフェも多く、のんびりできるお店も多くあります。職場から歩いてすぐの距離に海があり、自然に癒されます。自然の風景のなかで生活をして、やりたい仕事が出来るのはとても贅沢なことだと思っています。
とにかく多職種との敷居が低く、気軽に相談しやすい環境が強みだと思います。相談しやすい環境があることで、より良い患者さん支援に繋がっていくと感じています。具体的には、多職種合同で学会発表することも可能です。
院内全体として新卒者の割合が多いため、活気がある印象です。また同じ部門内にも同僚が多く、様々な考えや知識をいろいろな人から得ることができます。

社会的問題に対して、ソーシャルワークとしてアプローチしたいと思っています。
その足掛かりとして、職能団体での学会発表を経験したり、院内外問わず同じ志を持つ人たちと問題解決に向けて切磋琢磨していきたいと思っています。

ソーシャルワーカーの質向上と地位向上に関心があります。そのために自分たちの日頃考えていることやおこなっていることを丁寧に振り返り、目の前にいる患者さまや病院組織、地域社会へどの程度貢献できているのかを意識しつつ業務をおこなう必要があると思っています。
医療ソーシャルワーカーのインタビュー動画をYouTube動画でも紹介中!