救命救急科医師にインタビュー!

私はもともと大分県の地方で育ち、「医師を志した時から地域医療に従事したい」と考えていました。
もともと総合診療に興味を持っていましたが、初期研修で離島医療や僻地医療を経験した際に、総合診療の力ももちろん大事なのですが、その時の私にとっては救急の力が不足していると痛感しました。
救急の力がなければ、「自信を持って地域医療に従事することができない」と考えるようになり、その経験を通して、救急医を志すようになりました。
亀田は、南房総という人口の少ない地域に位置していながら、大学病院並みの大規模な病院です。
この地域には三次救急医療機関がないため、内因性・外因性を問わず、疾患に偏りなく患者さまが搬送されてきます。
そのため、一次救急から重症の三次救急まで、あらゆる疾患に対応しなければなりません。
しかし、他の診療科も非常に充実しているため、当院でほとんどの治療を完結できる体制が整っています。

地域が過疎であるからこそ、地域医療における救急対応や高齢者救急の現場を間近に学べるのも、この病院ならではの魅力です。
私は、亀田救急であれば、将来どの進路を選んだとしても、救急医としての基礎を身につけることができると感じ、入職を決めました。
亀田救急の魅力は、「家族」や「仲間」という言葉がぴったりなくらい、上司も専攻医も含めて仲が良く、雰囲気が良いところだと思います。
私も亀田救急に入職するまでは、少し硬いイメージがあって、うまく馴染めるかとても不安だったのですが、
実際に来てみると、そんなことは全くありませんでした。
部長の先生方が、おすすめの旅行先やお店を紹介してくださるなど、フレンドリーに話してくださったり、プライベートな相談に乗っていただくこともあります。
医局はいつも和気あいあいとした雰囲気で、心地よくいられる場所だなと感じています。

休日は、家で過ごすことが多いですが、晴れた日には、海を見に行ったり、ドライブやカフェに出かけたりすることもあります。
また、都内にもバスで1本で行けるため、買い物に行くこともあります。
亀田救急は完全二交代制で、オン・オフがはっきりしているため、プライベートの時間もしっかり確保されています。 残業や休日出勤も少ないと思います。
また、24時間預けることができる保育施設が併設されているため、お子様がいらっしゃる先生方にとっても安心です。
科としても病院としてもバックアップ体制が整っていて、働きやすい環境ではないかと思います。

ここに集まってくる専攻医は、将来やりたいことが比較的明確な方が多いのですが、
海外で働きたい人、地域医療に行きたい人、集中治療や外傷などサブスペシャリティを極めたい人など、本当にさまざまです。
一見するとバラバラでまとまりがなく見えるのですが、そんな若手医師の個性や多様性を理解し、心から応援してくださる上司がいてくださるので、
我々はそれぞれの夢や目標に向かって、安心してチャレンジできています。
他の病院では、病院を代表する院外向けイベントは部長クラスの先生方が主導することが多いですが、
当科では、専攻医や若手医師が積極的に院外活動やイベントに参加・主催する機会があります。
臨床だけでなく、教育や組織改革にも若手医師の頃から関わることが多いため、
ここは、医師としてだけでなく、人間としても成長させてくれる場所だと感じています。
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